観光産業の振興による地方活性化は、地方創生の方策の一つとして期待が寄せられています。地方創生に関する枠組みが今後成果を発揮するかどうかは、主役となる各地域が自ら考え、責任をもって課題解決に取り組むことができるかどうかにかかっていると言えます。
これまでの観光は域内の自然や歴史的建造 物・文化財あるいは祭りやイベント等“見せたいもの・提供したいもの”を PRすることで都市圏から団体旅行による誘客を図る、といった構造に留まっていました。このような手法はこれまで十二分に機能してきましたが、今後の観光を鑑みると来訪者の年代・性別、さらには国籍によってニーズやウォンツが異なるので、どのような来訪者をターゲットとするか、来訪者の目的は何なのかを把握し、それらに応じたマーケティングやPRを戦略的に遂行しなければなりません。
行橋は東に海をのぞみ、西に山をかかえ、牡蠣をはじめとする海の幸からいちじくに代表される山の幸まで様々な食の資源があります。さらに行橋には1300年以上の歴史があり、未だ発掘されていない遺跡も多くあります。しかし、残念ながら行橋はこれらを観光資源として有益に活用しているとは言いがたい状況です。したがって、素材となる行橋の様々な特徴を観光資源としてアレンジして域外の方々にどのようにアピールするか、また、行橋での観光に何を求めているかマーケティングすることが観光協会の責務となります。
現在の「観光」の概念は、その言葉に含有される意味が個々人によって多様化しています。単なる神社仏閣や風光明媚なスポット巡りに終始せず、小さな非日常を恒常的に域外の方々へ体験していいただき「行橋っていいところだね」と言われるまちづくりが求められます。このような時代のニーズに合わせたまちづくりのプロデュースを、観光を通じて行橋市観光協会は行ってまいります。
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