コスモスプロジェクト2024活動報告

冬に咲かせたコスモスの花を配布しました。

昨年、渇水に悩まされたコスモス・プロジェクトは今年、冬に開花させた『幸運のコスモス』として行橋駅構内の物産館(ゆくはしマルシェ)やレンガ館、またイベントで配布しました。

駅には小さな花畑が出現

年末から元旦にかけた第一回配布はすぐに品切れに

出張配布も実施

市内の事業主や要人が出席する『新年あいさつ会』でも配布しました。

『幸運』とは珍しいものに宿る

世界各国に珍しい動植物に宿る幸運の伝説があります、現代において分析すると、珍しい植物や生き物は、人のイマジネーションを刺激し、特別な力を持っていると感じられるからです。冬は試験や就職など努力の多い時期でもあり、応援の気持ちを込めて配布しています。

秋咲きのコスモスが、なぜ冬に咲くのか?

ウィンター・コスモスと言う種類もありますが、配布中のコスモスは秋咲きの品種です。コスモスは、暗期の長さが一定時間(限界暗期)を超えると花芽形成が促進される短日植物で、電照により暗期を調節し開花期を作り出す事が可能です。今回、農家を営む会員様が、初めてと言うコスモスの電照栽培に挑戦してくださり、奇跡の花を咲かせる事に成功しました。その努力をおすそ分け致します。

電照栽培中のコスモス

ゆくはしコスモスプロジェクトの歴史

コスモスプロジェクトは、市議会で『市の花コスモスがどこに咲いているのか』との発言に端を発し、当初は市内の別組織が荒地にコスモス畑の名所を作ろうと奮闘されていましたが、その後、協会へ案件が移りました。しかし育成に向く良い土地が無く、花畑と言えるほど咲かせる事はできませんでした。数年後、畑だった土地をお借りできた時は成功を確信しましたが、開花前に鹿に襲われる始末です。また協会の実務に就く役員は仕事を持つボランティアであり、種の撒き時期は7月末で酷暑の真っただ中、その後も草抜きや散水の手配など、心が折れる年が続き、2022年度に小学校と保育所に育成を依頼し子供たちに市の花について話しました。また協会でも駅前の花壇に種を撒き小さなコスモス畑を実現しようとしましたが、油木ダムの渇水で花壇への散水がはばかられるなど徒労が続いています。

コアたる目標は『市の花』の周知

今年の種撒き時期が特別な猛暑となり、児童・園児の作業も危険な事から周知に特化した企画に変更しました。

どうぞ皆様のご理解とお力添えをお願い申し上げます。